＊文中の黄色のアンダーラインは、佐藤先生からいただいた言葉です。
彼は本当に、顔つきも目つきもどんどん変わって行きました！
ある時、ふと彼をみると、まるで生まれたての赤ちゃんのような顔つきになっていてびっくり！！
「うわ～、凄いね！もう、このまま行ったらモテ期到来じゃん！！」
「自分では良くわからないんだけど･･･」
といいながらポツリと
「おれ、少し変わったような気がする」
そんなことを教えてくれました！
でも、不安定になることがまだまだ続いてました。
カッターやハサミ、刃物を手にし、手首には数十個の傷が残っている黒木君
「環境が変わらないから」
佐藤先生はなんでもお見通しだと実感･･･
なぜなら、あの日、同じ事を黒木君もその日に言ってたのです。
「彼の変化が早い」
そうなんです。
「周りがわからないんだ」とも彼は言ってました。
「環境づくり」
「彼がリーダー」
「彼を生かす、活かす」
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盲 目
目に見えるものがすべてじゃない
人の温かさや優しさは
目に見えないものでもある
太平洋だって見れないのだから
未来に行ってもわからぬ
陽気な人も
楽しい毎日を過ごしても
わからない
何をしてもわからない
真実をつきつめても
見えないものは見えないのだから
早く見たい
でも見れない
心の中ですら
わからない
何度も繰り返す
何度も
何度でも
それが人生なのだから
「心の奥底」
人が泣いてる時
自分が泣いてる時
何を思うだろう
罪悪感
劣等感
感謝
たくさんの感情が出る
楽しい
悲しい
嬉しい
怒り
人は色んな事を
笑顔にさせたり
傷つけたり
褒めたり
暴行したり
人は傷つけたりしなければ偉いのか
違う
人として一生懸命に生き続ければ偉いのか
違う
だれも何も偉くない
勝手に人が作った言葉だ
誰も気持ちはわからない
人知れず今日も心の中でだれか
泣いている
かけてあげよう「大丈夫？」
その言葉で人は救われる
笑真証命
一人の自分
クラスのみんなは
笑っている
みんなに
笑顔になってほしいのが
望みだった
いいや違う
望んでいたのは
人の裏表が見えないままの
正真正銘の
みんなの
笑顔
嬉しい思いを持った
笑顔が見たい
馬鹿にするような
笑いはいらない
人の傷つく笑いは見たくない
悪口や陰口はもう充分でしょ
望みは
やさしさを持った
みんなの
笑顔が見たい
その望みを一回でいいから
叶えてください。
（つづく）
