餓鬼が神になった瞬間 11

昨日までは血まみれの手で、あの暴れまくった手で私に詩を見せてくれました。

 

 

 

 

「著作権がまだ無いから、みんなに見せても良いし、教えてもいいよ」、と言ってくれましたのでこちらに書きます。

 

 

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「人と華」

 

華が枯れるのなら

人の心も枯れゆく

 

華が散るのなら

人もまた散りゆく

 

華が美しく咲き誇るなら

人も美しい人間として咲き誇れる

 

咲く華に春夏秋冬と四季があるなら

人には、喜怒哀樂と感情がある

 

華をいじめれば くきもろとも折れる

人をいじめれば 心もろとも折れてしまう

 

華と人は枯れたら 枯れる前には戻らない

 

華は枯れつづけて ほぼ輝きを取り戻せない

 

人は枯れても また輝きを取り戻せる

 

華には華らしさ

 

人には人らしさ

 

立派に咲くには 長い年月と愛が
美しく輝けることができる

 

その人には その人の力でなければ
咲かない華は 必ずある。

 

それは 自分の心にある

 

 

 

 

 

 

 

 

*彼が書いた「そ」は昔の文字でした。こちらには残念ですが、書けませんでした。

普通の「そ」は、人差し指で相手を指す意味があり、昔の「そ」は手を広げてすべてを包み込むと いう意味があるそうです。

つまり、「その人」とは「人類全てのことを指す」ということと受け取りました。

 

 

 

 

喜怒哀樂は、普段は「喜度愛樂」と使うそうです。

喜ぶ度に、愛が湧き出る。

愛がわくと嬉しい、樂しくなる。するとさらに喜びが増える。

その好循環がはじまる、とのことでした。

 

 

 

(つづく)

 

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