餓鬼が神になった瞬間 5

ガンガン叫び続ける彼。

 

 

 

 

「体の傷より、心の傷がいてーんだよーーーーーっ」

 

 

 

 

叫びまくる彼。

 

 

 

 

100キロの巨漢が叫びまくりました。

 

 

 

 

でも、これは大きな大きなゴミ出しだ!!とわかりました。

 

 

 

 

「そうだね。辛かったね。」と思いに添いました。

 

 

 

 

すると、彼の瞳から涙がポロポロ流れるのです。

 

 

 

 

それでも、悪口雑言は鳴り止みませんでした。

 

 

 

 

彼をずっと抱きしめていました。

 

 

 

 

強く強く、強く強く・・・・  もはや、羽交い締め状態。

 

 

 

 

「どうせ、俺が卒業するまでの付き合いだと思ってるんだろう。もう、誰も信用できねー」

 

と叫んだ時、

 

「一生つきあってやるよ!!何があっても、誰が諦めても、私は、絶対あんたをあきらめないから!!覚えといて。忘れるな!!」

 

とぐしゃぐしゃになって抱きしめてました。

 

 

 

 

「俺は自分を出したいんだよーーーっ!全部、全部、出したいんだ!それしか無いんだっ!!」

 

 

 

(つづく)

 

 

 

 

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