*黄色のアンダーラインの部分は、佐藤先生からいただいた言葉です。
彼の魂から出てくる言葉、ひとつひとつに驚愕し、逆に、黒電話の変化のなさに失望する毎日が続きました。
「彼は天才」
「存在が役立っている」
「彼は生きたい」
「本当の自分で」
「死んだら百倍苦しむ」
「あの世で」
「生きた方がいい」
「死んだら苦しむ」
「今の百倍」
「生き抜く」
「なにがあっても」
「その道しかない」
「黒電話はスマホを理解できない」
そんな中、黒木君は魂の叫びのような詩を書き続けていました。
今日も、黒木君の詩をご紹介します。
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蛍雪の功
苦難
それは挑まねばならぬ
死に物狂いで
必死に生きる
何回折れてもいい
何度倒れてもいい
生きる意味は必ずある
ただそれを知るのは自分自身である
苦難はいつか
自分の宝であり
人の心を動かす
財産になる
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臥薪嘗胆
切なさが波と一緒に混じる
決して強くない蟲や人
それでも何か背負って生きる
一日一日波のように
失われる
命が
それでも
生きたかった
幸せに
一人一人
持っている
守りたかったものが
受け継ぐ歴史
生きてく未来
止まらぬ時間
戻らぬ時間
時よなんて
残酷なり
(つづく)