餓鬼が神になった瞬間22

*黄色のアンダーラインの部分は、佐藤先生からいただいた言葉です。

 

彼の魂から出てくる言葉、ひとつひとつに驚愕し、逆に、黒電話の変化のなさに失望する毎日が続きました。

 

 

 

 

「彼は天才」

 

 

「存在が役立っている」

 

 

「彼は生きたい」

 

 

「本当の自分で」

 

 

「死んだら百倍苦しむ」

 

 

「あの世で」

 

 

「生きた方がいい」

 

 

「死んだら苦しむ」

 

 

「今の百倍」

 

 

「生き抜く」

 

 

「なにがあっても」

 

 

「その道しかない」

 

 

「黒電話はスマホを理解できない」

 

 

そんな中、黒木君は魂の叫びのような詩を書き続けていました。

今日も、黒木君の詩をご紹介します。

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蛍雪の功

 

 

苦難

それは挑まねばならぬ

 

 

死に物狂いで

必死に生きる

 

 

何回折れてもいい

何度倒れてもいい

 

 

生きる意味は必ずある

ただそれを知るのは自分自身である

 

 

苦難はいつか

自分の宝であり

 

 

人の心を動かす

財産になる

 

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臥薪嘗胆

 

 

切なさが波と一緒に混じる

決して強くない蟲や人

それでも何か背負って生きる

 

 

 

一日一日波のように

失われる

命が

 

 

それでも

生きたかった

幸せに

 

一人一人

持っている

守りたかったものが

 

 

受け継ぐ歴史

生きてく未来

 

 

止まらぬ時間

戻らぬ時間

 

 

時よなんて

残酷なり

 

 

(つづく)

 

 

 

 

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