人間は全員が天才である 2

しかしこれからは、今まで以上に個人が尊重されていくことでしょう。

 

競争より協調が尊ばれる時代になっていくと思われます。

 

そして、ものではなく心を重視する時代になっていくはずです。

 

みなが「本当の自分」を生きる時代です。

 

本当の自分を知り、自分が生まれてきた役割や使命に目覚めて、

人生をまっとうするように仕向けることこそ、これからの教育には必要なのです。

 

大事なことなので繰り返します。

 

 

指紋が一人ひとり違うように、個性も一人ひとり違うのです。

 

 

親が子どもに強い願いを持てば持つほど、子どもは不自由になっていきます。

 

親は、願いを持つのではなく、話しながら喜んであげることです。

 

どんなに親の自分が確信を持っていたとしても、

自分の価値観の鋳型に我が子をはめ込むべきではありません。

 

執着するのではなく、愛を放つのです。

 

 

たとえ、結果的に親と同じような価値観であったとしても、

子どもに自ら選択させることです。

 

 

せっかくこの世に生まれてきたのです。

 

 

親が鋳型にはめるということは、生まれてきた甲斐を子どもから奪うようなものです。

 

親がそんな人生を子どもに強いてはいけません。

 

 

一人ひとりが天から与えられた個性に目覚め、

それを十分に生かして生きていくことが大事なのです。

 

形にとらわれることなく、自由でのびやかで、

愛あふれる人に成長するよう、お手伝いすることが、

親が我が子にできる最高の教育なのではないでしょうか。

 

胎教や早期教育は捨てましょう。

 

オギャーと生まれた時から、その子にはその子の特性があるのです。

 

 

子どもが伸びようとする方向に、ときどき手助けしてあげるぐらいでちょうどいいのです。

 

 

あとは、最良の状態を演出して、自由に思い切り羽ばたかせてあげることです。

 

 

「捨てる生き方」より

佐藤康行著

 

 

 

 

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