長崎魂の鐘 体験談2

その後、私は保育士となり、働くようになり(弟は他県で就職)父と二人で、

お互い仕事に、生活に、充実した毎日を送っていました。

 

 夫と出会ったのは、仕事をはじめて十年経った頃です。

 

私は結婚する気はなく、父と二人の生活を送りたかったのですが、

夫の両親は、父の教え子ということもあり、父は安心している様でした。

 

 

私も、夫は何かさみしそうで、なぜか「助けてあげたい」

という気持ちが強くなり、結婚を決めました。

 

(これには訳があり、後に衝撃の事実がありましたが、またの機会に書きます)

 

 

初めは「母が出来る」「家族が増える」と嬉しいばかりでしたが、

それは長く続きませんでした。

 

間もなく妊娠。

 

つわりがひどく、十ヶ月続きました。

 

すると義母が

 

「あなたの名前が悪い」

 

「あなたのお母さんがあなたの幸せを妬んでいる」

 

といわれるようになり、私は理解できませんでした。

 

 

 

私の全てを否定されたようでショックでした。

 

 

 

子どもの育て方についても

 

「こんな子、見たことがない。I系統には、こんな子はいない。誰に似たのか」

 

「私の息子は、子どものころ、こんなことはしなかった」

 

等々、私のすることは、常に批判するのです。

 

 

(つづく)

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