トラウマ返しの奥に見えたもの 2

時間が流れる中、息子の言葉をじぃ~っと待ちました。

 

 

 

もしかすると、2時間このままの状態が続くのかもしれない

 

 

 

けど、学長からは「口(言葉)を出さないこと」ということだけは言われていたので、

ひたすら待ちました。

 

 

すると、

 

 

「じゃぁ・・・・」

 

 

じゃあ?ってことは、話したいことがあるってことよね。

 

 

 

「じゃあ、まずは父さんから」

 

 

 

初めに出たのは主人への愚痴、不平不満でした。

 

 

 

ひたすらその言葉をメモる私

 

 

 

やっぱり、そう思ってたんだ。あ、メモメモ

 

 

 

「・・・・次は、母さん!」

 

 

 

おっ!出た!私への愚痴不平不満

 

 

なんで、あの時、あんなことを言うんだ

なんで、こうしたんだ!

一体なんのつもりなんだ!

 

 

 

出るわ、出るわ

 

 

でも、聞いていて「そこ?」っていうところもありましたが、

さすがに面と向かっての不満は答えました。

 

 

 

けど、メモメモ

 

 

 

 

それから、延々と弟、妹、当時お付き合いをしていた彼女への不平不満、

愚痴悪口のオンパレードが続きました。

 

 

 

 

その間、一言も言葉を出さずに、ひたすらメモメモ!!

 

 

 

気が付いたら不平不満、愚痴を2時間みっちり聞き、

きっちりメモることをしていました。

 

 

 

 

 

佐藤学長に報告に行くも「息子さん、自殺しないよね?大丈夫?本当?」

 

 

 

そんな言葉をかけられたことを覚えていますが、

私の答えは「・・・・・多分・・・・」というのがやっとでした。

 

 

 

そして、息子のゴミ出しを2時間みっちり受けた私は今度は自分の心のゴミがとめどもなく溢れてきて、気が狂いそうになっていたのです。

 

 

 

 

もう、もう、限界!!

 

 

 

この先、どうしろっていうの?

 

 

 

怒りが後から後から、全身の血管が切れるんじゃないかというくらい溢れ出てくるのを抑えようがありませんでした。

 

 

 

 

そして、その翌日、長男の本当の気持ちに気づくことになるのです。

 

 

 

(つづく)

 

 

 

 

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