「トラウマ返し」という言葉を最近知りました。
なんでも、子供が親に傷つけられた思いを、ある時期になると言葉と態度で親にお返しに来るのだそうです。
その時に、親がこの子供の「トラウマ返し」をしっかりと受け止めることが出来、その心の傷をすっかり引き取ってしまうと、子供は身軽になって、また元気に人生を歩み始めることが出来るそうですね。
もし、それが出来なければ、子供はさらに傷つき、引きこもり、閉じこもり、社会の中では生きられないままになるか、長年その人らしい生き方ができず、能力も発揮できないままになるようです。
時には親の命を奪うまでに、子供の中で憎しみが膨らむこともあるらしいのです。
そしてその憎しみが、直接親にではなく、きょうだいや生きずりの人に向けられる例も生じているようです。
ところが、これがまた親にとってはこの上なく難しいことなのです・・・ということでした。
実は我が家でも長年に渡って、続いている状況がまさにこれでした。
返して受け止められる親だったらいいのでしょうが、我が家は私たちが未熟なために精神疾患方面に症状が出ました。
そして、やはり「人を殺したい!そういう思いが湧きあがって止めようがない!」とまでいうようになったのです。
そんな時、「カウンセリングの練習だと思って、息子さんの話を、聞いてみてはどうか?」という提案を佐藤学長からいただきました。
話を聞く?
正直、私は即決の学長カウンセリングで息子の問題解決を望んでいたので、「なんで私?」と当時は思ったのが正直なところです。
学長の前でも「死にたい、死にたい」と繰り返す息子でしたので、「これは、私ではなく、親に何かをいいたんだね。カウンセリングの練習だと思って、2時間でも時間を取って、じっくり息子さんの話を聞いてみはどう?」
え?2時間も・・・・苦痛・・・
そんな心の声がしましたが、「カウンセリングの練のつもりで」という言葉に救われた気分にもなりました。
ふと目の前に「カラオケルーム」があったので、息子と二人そこに入りました。
音を全部消して、とりあえず、二人でビールを注文(笑)
佐藤学長からは「ただただ、息子さんの話を聞くんだよ。メモでも取って、そこに言われたことを書き込むといいね」
とにかく、息子の話をひたすら聞くこと
つまり、私の気持ちや意見や言葉を出すことのないように・・・ということのようでした。
「じゃあ、何でもいいから、言ってみて。」
そんな投げかけから始まった、家族カウンセリングタイム
「あ?別に言うことなんてないし・・・」
グビグビグビ・・・・ビールを飲みます。
いやいや、何でもいいんだよ。せっかくだし
だから、なんも無いって・・・(グビグビグビ・・・)
そんなやり取りが続きましたが、いよいよその時は来たのです!
(つづく)
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