太った心臓、狭い心

健康診断で何度か精密検査を受けるようにという通知をいただくことがありました。

 

が、スルーし続けて数年

 

主人が数年前倒れてから、私が主人を看取るものだと

二人とも思い込んでいました。

 

がっ!しかし!!

 

たまたま、病院で精密検査を受けてみようと

思い立ちました。

 

通院している歯科医でも毎回言われるのです。

 

「多澤さん、今まで家族のためにがんばってきたでしょ~!

 これからは自分の事を第一に考えても良いときに来てるよ」

 

 

そんなことを言われても、それが30年続いたので

ちょっと自分事として捉えられなかったのです。

 

 

でも、ふと、そうよね~、そろそろ健康管理しちゃおっかなぁ

 

そんな軽いのりで、精密検査に行きました。

 

代々高血圧、血管系の病気で祖父も祖母も、

父も母も倒れてますし、

幼い頃から「お前も体質が似ているから気をつけろ~、気を付けろ~」と

耳タコなほど言われ続けてました。

 

 

背中の痛み、胸の痛みなどは数年前からありましたし、

疲れやすいな~というのも若干ありましたが

気にするほどではありませんでした。

 

 

ところが、循環器科で「せっかくなので色々検査をしてみましょう」

 

 

たまにはいいかもね~

 

そんな感じの私でした。

 

心臓の超音波や運動後の心電図などを検査し、

お医者さんの診察で一言

 

 

「心臓肥大がありますね」

 

え?心臓まで太っちゃったの?

 

ちょっと、突っ込みを心の中でいれてしまいました。

 

 

そして、さらに

「多澤さん、狭心症です。危ないですよ」

 

 

え?狭い心がばれた?

 

またまた突っ込みをいれる自分がつぶやきました。

 

そして父は心筋梗塞、

母は今年の春、脳梗塞で倒れたこと、

祖父母も血管系で亡くなっていることを伝えると

「聞けば聞くほど、不安になって来ますね。ホルター着用しましょう!」

 

 

24時間、心電図の装着を生まれて初めてしました。

 

数時間の検査と診断を受けて、

まず初めて浮かんだこと

 

「主人とおばぁちゃん(姑)が生きている間に和解出来て良かった!」

 

「私はやるべき事はやり遂げた!悔いはない!」

 

そして、出会っていただいた方々一人一人を思い出し、

ただただ「ありがとうございました」と思えたことが何よりでした。

 

 

そして、主人に、万が一私に何かあったときは

真っ先に佐藤先生に連絡をしてね。

 

今まで考えたこともありませんでしたが、

その思いが一番にポンと出ました。

 

 

「学長よりは先には死ねないでしょう!」と言いながら、

今回のことで主人も色々ショックを受けたらしく、

少し優しくなっていました(笑)

 

 

 

「狭心症は吉報ですね。」とMさんからおっしゃっていただき

本当にその通りだと思いました。

 

 

 

時々やってくる不整脈を感じると、

今、一瞬一瞬、誠心誠意向き合おうと思える自分、

喜んでいる自分がいて、嬉しくなりました。

 

ありがとうございますm(_ _)m

 

 

 

人間にはそれぞれ天から与えられた使命、天命、役割があるのだから、その自分の役割に気づいて、その役割を一番輝かせるような生き方をする。

 

佐藤康行

 

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