光の道

中学3年生の和佳子ちゃんと出会う機会に恵まれました。

 

双子のお兄さんが居るそうですが、

性格は真逆でとても自己否定が強く、

いつも自殺のことを考えてばかりで悩んでいるそうです。

 

 

そこをどうにかしたくてスクールカウンセリングも受けているそうですが

カウンセラーの先生からは「状態が落ち着いてきたから、次で終わりにしましょう」

 

 

そう言わました。

 

 

でも、和佳子ちゃん的に、全く状態は変わって無くて苦しいまんま

 

 

どうしたらいいの?

 

どうしたらこの苦しみから逃れられるの?

 

どうしたら自分を好きになれるの?

 

自分の事が大嫌いで鏡も部屋には置いてないと教えてくれました。

 

 

そして、ある事がきっかけで親の前で堰を切ったように

暴れまくり、暴言を吐きまくり、大号泣してしまいました。

 

 

もう、終わりにしたい・・・

 

 

話しを聞いていて、ふと、父との確執があったこと

 

いつか殺してやろうとしていた父へ土下座をして謝罪したこと

 

その後の心の変化

 

自分を認めはじめたこと

 

そんなことを心のしくみを織り交ぜながら

和佳子ちゃんに話していました。

 

 

目の前の和佳子ちゃんに

「ここまで、大丈夫?」と何度か確認をしながら。

 

 

父との体験談を話し始めたら、

和佳子ちゃんがポロポロ涙を流し始めたのです。

 

 

和佳子ちゃんが一言・・・

 

「あれ?なんで泣いているんだろう?理由は無いのに涙が止まらない・・・」

 

 

命の理由なのかな・・・

 

 

ふとそんなことを感じましたが

和佳子ちゃんの瞳からポロポロ、ポロポロ涙が溢れました。

 

 

それから数日して、和佳子ちゃんがひょいと尋ねてきてくれました。

 

 

 

「私、多澤さんと出会ってなければ、きっと自殺してました・・・」

 

 

その日の和佳子ちゃんはなぜか光って見えたのです!

 

 

話しを聞いてみると、

不思議な事に「自分を認めれるようになったこと」

 

「友達から色々言われても、不思議なほど気にならなくなったこと」

 

「生きる希望が湧いてきたこと」

 

「今までの苦しみが宝に変わるように思います」

 

 

世界でたった一人の自分を愛し、認め続けていきたいと

最後に教えてもらってお別れしました。

 

 

自分を認め、認めた自分で変化することを

さらに認め続ける

 

崖に向かっていた自分が

光の道を歩み始めたころのことを

思い出させてもらいました。

 

和佳子ちゃん、本当にありがとうm(_ _)m

 

これからの時代を担う本物のリーダーを目指すなら、頭で理解して知っている世界ではなく、本当にやっているのか、そういう生活や行動をしているのか、全部、細部まで嘘がないと言い切れるのかを明確にした上で行動することが必要になってくる。

 

佐藤康行

 

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