鬼ババァが仏の顔に変わった瞬間2 ~38~

いつもありがとうございます(*^_^*)

 

 

 

私自身がかけた重い心の蓋をのける大きな手助けをしてくれたのが、

母が育児記録に残した詩でした。

 

 

私の誕生の真実がそこにありました。

 

 

あのね  マスミの生まれた日はね  とても寒い朝でした

 

 

雪が散るような朝でした

 

 

あのね  朝というのはね  まだまだマスミの眠りの中

 

 

一番鶏のなく時分

 

 

パパもずっと見守ってくれました

 

 

 

あのね  パパの願いはね

 

 

あなたがどうか女の子であるように

 

 

けれどマスミの顔をのぞき込むパパの笑顔

 

 

あなたを待っていたのです

 

 

 

 

両親の愛が実感出来ず、ほしいほしいと感じてやまなかった深い愛情は、

私の命が母に宿った時から既に与えられていたのです。

 

 

今のなお私を照らし続けるその光に、

私自身が気づけていなかっただけなのです。

 

 

受講後、すぐ母への気持ちを手紙にし、母へ渡すことができました。

 

 

記載しておいた私の連絡先へ「今日にでも会えませんか?」とメールが届いたのです。

 

 

そして本当に三十二年越しに母と親子としての再会を果たすことができました。

 

 

母は三十二年間、私の事を心配し続けていたことを知りました。

 

 

こうと一度決めたらやり抜こうとする私の性分は、

母から受け継いでいたものだと気が付きました。

 

 

そして、本当に素晴らしい母の姿がそこにありました。

 

 

本当に尊く、濃厚な時間を過ごすことができました。

 

 

その後、母と友人と三人で温泉へ行くこともできました。

 

 

母に嫌悪感を示し続けていた祖母も

「お前をこの世へ送り出してくれた人だ」と受け入れてくれました。

 

 

 

周囲全てが変化しているように感じました。

 

 

(つづく)

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