佐藤学長、いつもありがとうございます。
主人の学習塾は、小学校一年生から
中学校三年生の受験期の生徒さんまでいます。
いわゆる9歳の年齢差の生徒さんの勉強を
網羅しなければいけないのです。
今は高校受験に向けて、
中学校三年生の生徒さんは必死のようです。
そんな中、解答用紙に丸ツケを頼まれたのですが、
壊滅的なひろと君がいました。
解答用紙が私の正解分の書き込みで、
真っ赤っかになります。
表情も暗く、基本的な事も覚えれない様子に
思わず自分を重ねました。
これは、「学校で叱られ、家でも怒られ、
塾に来ても追い詰められるタイプだろうな」
ということがすぐわかりました。
自信のなさがすぐ見て取れました。
「ひろと君、受験生なのに大変だよね。
志望校の勉強に間に合わないんじゃないの?
でも、キツいよね-。苦しそう」
と主人に伝えました。
主人が懇切丁寧に基本から教えても、
全く壊滅的なのです。
しかもほぼ毎日のように学習塾に通塾しているのだとか
ところが、翌日、どんどん生徒さんも帰り、
ひろと君が一人になった時のこと
主人と話をしていました。
「先生、僕、ちょっと自信が出て来た!!」
と言ってるのです。
思わず嬉しくなって
「やり続けたからだよ」
と主人。
そこに一緒になって
「そうそう。最初はさ、車輪を回すのに力がいるけど、
回り始めるとどんどんスムーズになるから
わかるようになるんだよね。良かった-」
と伝えると、ニコニコしてくれました。
帰宅後、主人に
「なんか今日のひろと君、凄い丸がつけれたんだけど、
急にどうしたの?」と尋ねると一言
「ああ、かなりレベルを下げたからね笑」
「でも、自信が出て来たって言って貰って本当に良かった」
と言ってました。
まさに小さな変化を大きく認めるって感じでしょうか。
ありがとうございます。
(つづく)