天国からの声 3

佐藤学長、本当にいつもありがとうございます。

 

 

大阪から帰ってくる飛行機の中で見えた景色が、

「今日だ!今日がその日だ!!」

と私に、父の和解の決意をさせてくれました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その景色は、雲を突き抜けた先に見えた空の青さと、地球の地平線が広がる景色・・・。

 

 

 

 

 

その景色は今でもはっきり覚えています!

 

 

 

 

まるで宇宙から地球を見ているような感覚でした。

 

 

 

 

 

そして、なぜか涙が止まらなくなったのです。

 

 

 

 

 

実家に到着するまでの車の中では、ずーーー--ーっと内観光受状態が続いてました。

 

 

 

 

 

何がどうなる、とか、何かを伝えたいとか、そんな事は一切自分の中から消えていました。

 

 

 

 

 

 

どんな事をされてきたとか、何かを言われてきたとかそんな事も一切消えていました。

 

 

 

 

 

記憶という記憶が、その瞬間、全てなくなってしまっていたかのようでした。

 

 

 

 

 

車から降りると、父は車庫の前で近所のおじさんとお酒を飲んでいました。

 

 

 

 

 

ビールケースに座り、真っ昼間からほろ酔い気分の父。

 

 

 

 

 

「おお、金でも持ってきたか!」と金を出せとばかりにサッと手を差し出して来ました。

 

 

 

 

 

人生で一番大事なものは金、とにかく金、何があっても金・・・

 

 

 

 

 

そんな価値観の父に、いつもであれば呆れていた私ですが、その日は違っていました。

 

 

 

 

 

父の近くに跪き、差し出した父の手に私の手が重なりました。

 

 

 

 

 

その瞬間です!!

 

 

 

 

 

「父さーーーーーん、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい・・・・」

 

 

 

 

 

何かわからないのですが、心の奥から、腹の底から熱いものがぐぐぐーっと込み上げ、ボロボロボロボロ涙が溢れて来ました。

 

 

 

 

 

ちゃんと父の顔を見て、謝らなければ!!

 

 

 

 

とにかくちゃんと謝罪をしなければ!!

 

 

 

 

 

心の奥底から、そんな思いがわき上がったのです。

 

 

 

 

 

その時に言われた父の言葉に、またガツーンと魂を揺さぶられました。

 

 

 

 

 

(つづく)

 

 

 

 

人類の新しい生き方は、脱皮をするという生き方です。つまり生きているうちに生まれ変わるということです。今までとは価値観が全く変わるということです。今まで人類は、金やモノばかりに執着してきました。しかし私たち人類には必要なものは予め与えれています。だから、総てをいただいていることに感謝出来るとその瞬間に、幸せを感じる事が出来るのです。これが私が提案する新しい生き方です。「真我を開く」というのは、まさに脱皮をするということなのです。佐藤康行
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