鬼ババアは鬼のままで感謝! 7

【同じ水で同じ水は変わらない】

 

 

田中さんのご両親についても伺ってみました。

 

 

 

 

「嫁であり、血のつながっていない田中さんが一番の救世主!同じ水で同じ水は変わらないってことですね?」

 

 

 

 

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私の母は、姉にも私にも、救世主とはいいませんでしたけど、そのようなことを言っていたことを思い出しました。

 

 

 

 

「嫁の役目は」と。

 

 

 

 

そして、例え話で、「襖が合わなくなったら、家を削らずに、襖を削るでしょ?」とか、そんなことを教えてくれる母でした。

 

 

 

 

 

そして、亡くなる瞬間まで、しっかりしていて、母の家で最期を迎えたのですが、姉と私が母の首の汗を拭いてあげようと2人の腕が入った瞬間に、母は息を引き取りました。

 

 

 

 

本当に凄い最期でした。最後は、母の枕もとで成功と幸福を呼ぶ言葉を二人で読みました。

 

 

 

 

 

母は亡くなる10時間前まで、トイレにも自分で行って排泄をしていました。

 

 

 

 

心臓の弁が固くなっていて、「もっと若ければ手術ですけど」と言われてから、一か月間入院をして、退院後、一か月で亡くなりました。

 

 

 

 

 

母が亡くなる5日前、1月2日お正月に姉の家族と私の家族全員が集まった時に、みんなベットの横に並んで一人ひとりに声をかけてくれて、私の長女には、

 

「あんたは長男の嫁なんだからね、しっかりするんだよ!」

 

と声をかけてくれ、みんなと最後のお別れをしたんです。

 

 

 

 

 

母は先妻さんの子供を二人も育てて、先妻さんの事もお世話するような人だったんです。

 

 

 

 

先妻の所には他に二人の娘さんもいて、その娘さんたちもいつも我が家に来ていたんですよ。

 

 

 

 

本当に懐が大きい母だったんです。

 

 

 

 

愚痴とか聞いたことがない人でした。お婿さんのことも孫たちのことも、いつもいつも

 

「素晴らしい孫たちとお婿さんたちがいてくれて、私は幸せだぁ」

 

って言っていました。

 

 

 

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実のお母さんと義理のお母さん

 

 

相反するかのように思えるお母さんたちですが

これらの出来事を田中さんはどのように受け止められ、どのように真我の追求へと結びつけていったのでしょうか。

 

 

次回は、田中さんシリーズ「鬼ババァは鬼のままで!」の最終になります。

 

 

お読みいただきありがとうございますm(_ _)m

 

 

 

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