祖母のために心を殺した孫が出会ったもの 11

父と一つになっていくことによって、存在しないはずの心の壁をなくし、わだかまりをなくしたい。

 

 

 

ここを突破できれば、人間関係が苦手な勝巳さんが、より深く、広く真我で人と繋がっていけると確信をしたのです。

 

 

 

そこで、父子で受講したセミナーの中で、勝巳さんは今まで口に出して言うことが出来なかった、本音中の本音をいよいよ、お父さんに向かって言うことが出来ました。

 

 

 

昨日の続きです。

 

 

 

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セミナーの中で一番印象に残っていることは、父と行った遺影のワークです。

 

 

 

 

 

この世での人生を終えた私が、父に対する溢れんばかりの思いを言葉に出しました。

 

 

 

 

 

父の前では素直になれなかった私が、面と向かって感謝の気持ちを伝えることができました。

 

 

 

 

 

思いのどれだけも言葉にできませんでした。

 

 

 

 

 

これから旅立つ父と話せる最後のチャンス・・・魂と魂の会話。

 

 

 

 

 

もどかしい思いがありました。

 

 

 

 

 

最後なのに、思いを表現できなかったと。

 

 

 

 

 

しかし、父はそんな息子の思いを深く汲み取ってくれ、父が遺影となった時に、そんな息子に対する思いを一つ一つ言葉にしてくれたのです。

 

 

 

 

 

最後に父が残した言葉・・・「できの悪い親ですまん 許せよ」という言葉に涙がとまりませんでした。

 

 

 

 

 

私はこんな素晴らしい父親どこにもいないと感じました。

 

 

 

 

 

私にとってこれ以上の存在がどこにいるのかと。

 

 

 

 

 

父が私や家族のことをどれほど愛していたか・・・そこには私の想像をはるかに超えたあまりに深い愛がありました。

 

 

 

 

 

父の愛の深さとその偉大さを実感しました。

 

 

 

 

 

親子の繋がりの深さを実感した瞬間でした。

 

 

 

 

 

神の愛を感じました。

 

 

 

 

 

(つづく)

 

 

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どうしてもお父さんの前では素直になれなかった勝巳さん。

 

 

 

 

 

ですが、勝巳さんのために仕事を休んでまで父子で参加したセミナーで、口に出した言葉。

 

 

 

 

 

魂と魂の本音の思いがその場に溢れ出たのです。

 

 

 

 

 

その瞬間、お父さんが家族をどれだけ愛してくれていたのかという真実に気づき、自分の想像を遙かに超えた父の愛が、ただただそこに存在していました。

 

 

 

 

 

次回は、自分が父となり、息子への思いを体感したことを書いて行きたいと思います。

 

 

 

 

 

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