母になった日

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おととし、北海道美唄から東京に就職してやる気満々で上京した子ども

 

 

 

意気揚々と就職をしたものの、3ヶ月ほどで精神を病み、

療養をすることになりました。

 

 

 

電車に乗れない、人が怖い、殺意が湧く、自殺願望が止められないetc

 

 

こういうときに親としてどうしたらいいのか

 

 

本当に手の出しようがありませんでした(涙)

 

 

 

 

何をやってるんだろう、自分

 

 

何が間違っていたんだろう

 

 

この先、どうなっていくんだろう、息子・・・・

 

 

本当に困り果て、立ち尽くし、混沌として日々が数ヶ月続きました。

 

 

原因と結果の法則を超える満月の法則

 

 

正直、「今こそ実践の時!」とはほど遠い状況でした。

 

 

佐藤先生からも「息子さん、自殺しないよね?」と言われたほどです。

 

 

 

その時に、佐藤先生から言われました。

 

 

 

「カウンセリングの練習だと思ってね、2時間くらい、息子さんの話を聞いたらいいね。

 コツはね、ただただ、聞くこと。メモを取って、息子さんが言うことを書いてみてね」

 

 

 

面談でも自殺願望が止まらない息子

 

 

 

この先はないと思えました。

 

 

 

ちょうどカラオケルームが目の前にあったので

予約をして、全て無音にして息子と二人きりになりました。

 

 

 

そして、「何でもいいから思うことを教えて」

 

ここからスタートでした。

 

 

最初は「何もないよ。どうせ死ぬんだし・・・・」

 

 

長く続く沈黙

 

 

 

心の中では「かわいくない」と思いました。

 

 

 

でも、佐藤先生から言われたことはやる!と決めていました。

 

 

 

沈黙の後に、ポツリ、ポツリと言葉が出て来ました。

 

 

 

「じゃあ、一人一人に言いたいね」

 

 

 

うんうん、と言いながらメモを取りました。

 

 

その間、ひと言も言葉を発することはありませんでした。

 

 

 

すると、主人への不満不平、幼い頃からの愚痴を言い始めました。

 

 

 

ひたすらメモメモ・・・

 

 

 

次に、母である私への不平不満、悪口

 

 

 

ひたすらメモメモ・・・・

 

 

 

次に、弟、妹、当時おつきあいをしていた彼女への

不平不満、愚痴のオンパレード

 

 

 

 

聞くに堪えない事ばかりでした。

 

 

 

そして、気が付くとちょうど2時間が経過していたのです。

 

 

 

不平不満と人生最悪の愚痴を書き留めたメモを持って

私は新幹線で自宅へと向かいました。

 

 

 

新幹線の中で私の猛烈なゴミ出しが始まり、

イライラマックスになり、私が死にたくなりました。

 

 

一体、自分が今までやってきたことは何だったのか?

 

 

誰も自分の事を助けてくれない!

 

 

この苦しみは一生続くのか・・・・

 

 

自分でも止めようがなくなりました。

 

 

帰宅した主人にも自暴自棄の言葉を浴びせ、

もう何もかもが嫌になったのです。

 

 

 

夜中もひとり、心の中が真っ暗闇になり、眠れない一晩を過ごしました。

 

 

それよりも何よりも、息子の心配と主人との兼ね合いと、経済的な援助もこれから考えなければならなくなりました。

 

 

 

物心両面での大ダメージになったのです。

 

 

 

そして、翌朝、息子からの不平不満、愚痴のオンパレードが書かれた

史上最悪のメモに何気なく目が向きました。

 

 

 

 

 

一晩しか経ってないのに、2時間の不満メモをじっくり

ひと言、ひと言、まるではじめて読むかのように

目を通しました。

 

 

 

すると、その瞬間ですっ!!!

 

 

 

 

 

その言葉の奥にある、息子の思いが

どーーーーんと心の奥底から伝わってきたのです!

 

 

 

主人を思っての言葉

 

 

私を思っての言葉

 

 

弟、妹を思っての言葉

 

 

当時付きあっていた彼女を思っての言葉

 

 

 

 

不平不満、愚痴などどこにも見当たりませんでした!

 

 

 

 

息子の愛溢れる言葉をみつめながら、

メモの文字は、次から次に溢れる涙で読めない状態になりました。

 

 

 

 

わかっていなかったのは私・・・・

 

 

ずっとわかっていたのは息子・・・・

 

 

 

ごめんね

 

ごめんね

 

こんなに家族の事を一番に思ってくれたいたことに気づかなくて

 

気づけなくて

 

ごめんね

 

ごめんね

 

こんなに素晴らしい息子を与えていただいていたのに

天にツバを吐いていたことに気づけなくて・・・・

 

 

 

心の中で、息子に何度も何度も謝罪しました!

 

 

 

その日から、息子とのやりとりが地獄から天国に変わっていきました。

 

 

 

ありがとう

 

 

ありがとう♡

 

 

私の目には、見えない色メガネがあって

本当の息子の姿に、心に気づけなかったのです。

 

 

本当に未熟な私に気づくまで

「母さん、そっちじゃないよ。こっちだよ!」

 

 

そう、伝え続けてくれたいたのです。

 

 

わかろうともしなかった自分

 

自分の正しさから抜けきれなかった自分

 

人のせいにばかりしていた自分を

息子が身をもって見せてくれていたのです!

 

 

 

その息子も今日、誕生日を迎えて30歳になりました。

 

 

自分の身を挺して私たちに愛を伝え続けてくれた息子

 

 

 

本当に本当に誕生日、おめでとう!!

 

 

 

息子に産まれてくれて

 

ありがとう

 

 

 

未熟な私を、本当の母親にしてくれて

ありがとう

 

 

 

親が変わったら、テレパシーのように、子どもも同時に変わります。

 

子どもにとっての家庭とは、鳥カゴのようなものです。

 

カゴの中の鳥は「はばたけ!」と言っても飛べないのです。

 

鳥カゴは何かと言えば、親の想念です。

 

親の想念の中に子どもが入っているのです。

 

親が変わらない限り、子どもは変われません。

 

親の思いの中に入っていて、

窮屈でしかたないのです。

 

愛とは自由です。

 

生命を生かす働きです。

 

親がその事に気づくと、鳥カゴがなくなります。

 

そうすると、子どもは自由に羽ばたけるのです。

 

佐藤康行

 

 

 

佐藤康行岡山講演会の公式サイトです。

https://ysmomo211.site/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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