やはりわかっていたようです

今朝、ふと父のことを思い出していました。

 

父は「海外旅行に行くときは多額の保険を掛けてから行け」とか

 

実家に帰ると「金は持ってきたか?」と当たり前のように言う人でした。

 

 

子どもが小さく体力的にも金銭的にかなり掛かっているときに

そんなことを言う父のことが理解できず、大嫌いでした(笑)

 

 

親が子どもにお金をたかって何のつもりなんだろう?という感じです。

 

 

でも、今朝、手を出す父のことを思い出した途端、

「ああ、やっぱり父はわかっていたんだ!」と思った瞬間、

涙が溢れました。

 

 

親は、子どもが自分の体力を追い抜き、働き出した段階で、

いつまでも子どもに何かしてあげるのではなく、

逆に子どもからしてもらうようになること。

これが重要です。

 

このように、親子関係の逆転が最も大切なことであり、

必要なことなのです。

 

そしてこうなって初めて、子どもは本当の意味で一人前になったということになります。

 

 

「何かをやってあげる」ということの意味合いを勘違いしている人が多すぎます。

 

親は、普通、「子どもに何もしてあげられないから、

せめてお金という形で助けてあげよう」とおもうでしょうが、

逆に「子どもには何もしてあげられないから、せめて小遣いをもらってあげよう」

と思えるようになることが大切です。

 

親と子が逆転していくことが本来あるべき姿です。

 

そして、子どもからもらうことが、実はその子どものためにもなります。

 

このように、子どもから「もらってあげることが、やってあげていること」という発想を、

すぐにわかる人が増えれば、教育がガラリと変わり、

世の中がガラリと変わっていくと思います。

 

佐藤康行

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