日の丸

以前、竿灯祭りのさおの先についた日の丸を見た。

 

 

あれは、確か子どもがまだ保育園の頃

 

 

夏祭りで竿灯の演技をしたときのこと

 

 

 

十数キロもある竿灯をバランスを崩さないように持ち上げる技は

かなりテクニックが必要となるらしい。

 

 

で、その竿灯の先頭についていた日の丸の旗を見た瞬間、

なぜか、涙が止めども無く溢れて仕方なかった・・・

 

 

理由は、不明。

 

 

 

でも、その頃こんなこともあった。

 

 

地域の文化祭で地元の体育館に子どもやその親、

祖父母がひしめき合っていたあの日

 

 

 

子どもの出番を温かく見つめ、

喜ぶ両親

そして祖父母の優しい眼差し

 

 

 

それを後方から見ていた自分

 

 

 

するとその瞬間、またしても涙が流れ

嗚咽状態になった。

 

 

 

 

理由は、不明。

 

 

 

その頃は、親子関係や家族関係に問題が山積みだったため、

どちらかというとその場にいること自体、結構きつかった。

 

 

 

けど、なんでか泣いている自分。

 

 

 

 

そして、先日の日曜日の運動会で

国旗・校旗の掲揚を見ていた時のこと

 

 

 

君が代の曲が流れ、ゆっくりとゆっくりと

日本の旗が上に上がっていくシーン

 

 

 

その瞬間、またしても涙が溢れ、

頬を伝う。

 

 

鼻水も止まらない。

 

 

しかも、またしても嗚咽状態に突入。

 

 

 

 

「まずい、まずい」と思いながら、ティッシュで鼻をつまみながら沸き上がってきた心

 

 

 

日本を背負って生まれてきた!

 

 

その声が聞こえた。

 

 

そして、そこにいた誰もが全員そうなのだとわかった!

 

 

 

ひとりひとりのいのちの重さと尊さを実感させていただいた日の丸

 

 

 

そこに居合わせることができた自分

 

 

感無量だった!

 

 

本当のやる気とは、ご先祖様から両親へ、

そして我々へと引き継がれている大切な命の中から湧き出てくるもの

 

 

佐藤康行

 

 

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