本気を求める度合い 1

松下幸之助さんが晩年、ある記者にインタビューを受けたときに

こんなやりとりがありました。

 

「会長が今、一番心がけていらっしゃることは何ですか?」

 

「素直になることですね」

 

「えっ!素直じゃないんですか?」

 

「あきまへんなぁ・・・」

 

まだまだダメだと言うのです。

素直というのは、それほど大事なのです。

 

明るく、前向きに、積極的に,夢を持って、目標を持って、

愛と感謝の気持ちで、素直な心で・・・。

 

こうした私たちにとって望ましい性格全ての入り口は、

「素直である」です。

 

素直であることがすべての大前提だということです。

 

素直に前向きになれる。

 

素直に感謝できる。

 

素直に愛せる。

 

すべて最初に素直がつきます。

素直というのは、それほど大事なことなのです。

たとえば、改善も素直でなければできません。

何かに指摘されたときに、「あっ、そうですね」とパッと

素直に改善すれば、それでおしまいです。

 

自分の我を張っていては、なかなか改善できません。

 

我を張るのは、自分のプライド、見栄、体裁があるからです。

 

そういう感情的なものが邪魔をする場合が多い。

また、損得も邪魔をします。

損得で素直になれないということもあります。

 

〈つづく〉

 

「強運をつかむ人・にがす人~佐藤康行著~」

 

 

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