餓鬼が神になった瞬間 13

*文中の黄色のアンダーラインは、佐藤先生の言葉です。

 

我々には見えないもの、感じないことが、彼の中には満ち満ちているような感じがしました。

 

 

 

 

一体、今まで彼の何を見てきたんだろう。

 

 

 

 

「生徒が先生」

 

 

この言葉の意味を教えていただくことが、この後も続きました。

 

 

 

 

私は黒電話、黒木君はスマホ

 

 

 

 

そんなある日、彼にスマホと黒電話の話をしました。

 

 

 

 

「私たちは、あなた達から学ばなければいけないと思う!」と。

 

 

 

 

すると、彼から出た言葉に、またしてもビックリしました!

 

 

 

 

「その黒電話のおかげで、自分は今、ここにいるんだよ」

 

 

 

 

スマホはスマホの力で生きてるんじゃない。

 

 

 

 

ちゃんとそれまでの黒電話の歩みがあったからこそ、スマホという存在としていられると言うのです。

 

 

 

 

頭が下がりました。

 

 

 

 

もう彼の凄さは溢れるばかり・・・

 

 

 

 

そんな彼が「言葉の大切さ」を詩にしてくれました。

 

 

************************

 

言ノ葉の意図 

 

「ありがとう」

 

「ごめんなさい」

 

「おねがいします」

 

 

 

 

そんな簡単な言葉さえ

 

まともに言えない

 

みな大切な言葉さえ

 

一つの道具でしかない

 

 

 

 

たった

 

一言

 

たった

 

一文字

 

いや

 

その考えは捨てよう

 

 

 

 

人を助ける大切な

 

一言

 

人を動かせる大事な一文字

 

 

 

 

強い言葉を使えばつよいわけではない

 

軽々しく

 

「ごめんなさい」や「ありがとう」はいらない

 

ほしいのは暖かい言葉の→「ありがとう」

 

悪いもうしわけないという言葉の→「ごめんなさい」

 

それがほしい

 

 

 

 

会話の言葉は人と人とがつながり合う

 

一本の「糸」だ

 

 

 

 

鋭利でするどい言葉で話すと

 

一本の糸が切れちゃうでしょ?

 

 

 

 

人との関係の糸はもろくて切れやすい

 

だから言葉の責任はとても重いのだ

 

 

 

(つづく)

 

 

 

 

 

 

 

タイトルとURLをコピーしました