天にツバ

10才ほど年下の男性と何気なく話していた時のこと

 

 

 

 

「自分は結婚をして、子供をこの世に誕生させるのだけはごめんだ」

 

 

 

 

とても、感じのいい方で、年に数回しか顔を合わせない方なのですが、話の流れからなぜか「結婚」そして「子供」の話題に流れて行きました。

 

 

 

 

周りの既婚者である友人たちからは「一度は結婚してみたら?」「独身時代には思わなかったけど、自分の子供を育てると気持ちが変わる!」など、さんざん結婚を進められて来たそうです。

 

 

 

 

その結果、「あまりにも安易に結婚し、何も考えずに子供を産んで、なんのつもりなんだ!」という発言が飛び出しました。

 

 

 

 

ただただうなずいて聞いていたら、どんどん心の奥底をお話してくださり、最終的に「自分のような存在がまた世の中に出るのかと思うと怖い」そして「父、母なんて・・・」とご両親の話もしてくださいました。

 

 

 

 

「そうなんですね」と聞いていました。ただただ・・・

 

 

 

 

すると、今度は「自分が尊敬出来る友人(同級生)がいる。その友人をなぜ尊敬出来ると思ったのか、ある言葉をかけられたからなんだ」とイタリアでシェフをしているテレビにも出ている有名な方だそうで、「うわー、是非、お聞きしたいです。どんな言葉をかけていただいたんですか?」と興味津々で伺ってみました。

 

 

 

 

「○○のお父さん、お母さんは元気にしてる?」

 

 

 

 

数十年ぶりに再会して、いじめられたり、とても嫌な思い出しかなかった方だったそうですが、再会の1発目でこの言葉を掛けられ、「最も尊敬出来る友人」に大逆転したのだとか。

 

 

 

 

深いところでは、わかってるんだ

 

 

 

 

天にツバを掛けて人生を送ってこられたのかと思ったのですが、やはり素晴らしい方でした。

 

 

 

 

ありがとうございますm(_ _)m

 

 

 

 

テクニックじゃなくて、自分の中にある本当の自分に目覚めたら、悟ったら、全自動で最も良い方向に流れていく。そいうことを元にした答えだ、ということ。佐藤康行

 

 

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