祖母への謝罪

こんにちは、今日も朝から雨が降っていますが

またぐっと冷え込んできたので雪に変わるかも・・・の北東北です。

 

今朝は、ふと亡くなった祖母のことが思い出されました。

 

祖母は60歳のころ突然倒れて

脳卒中にあたりました。

 

今でも祖母のことを思い出すと

右手がぷるぷると震えていた生前の

祖母の姿を思い出します。

 

祖母はとてもおしゃれな人で

私たち孫には服などは与えない人でしたが

バックや服など、自分の持ち物には気をつかっている人でした。

 

お金が無いのに「自分の事ばかり」と

母は良く愚痴をこぼしていることが多かったです。

 

 

母が働きづめで忙しくても、家のことをするわけでもなく

孫の面倒を見ることも無い祖母に対して非常に不満があったのでしょうね。

 

 

でも、今朝、そのぷるぷる震える手をしている祖母を突然思い出して

はっ!としました。

 

おしゃれな祖母が脳卒中にあたり、

見た目にもきっと女として屈辱を味わっていたであろう

そんな祖母に「大丈夫?」という優しい声をかけたことがなかった

ひと言も・・・ひと言すら・・・

 

そして当たり前のように家族として

育てていただいたのに

何一つ感謝出来ていなかったことに

気づかされた朝でした。

 

その気づきと同時に

祖母から愛されていたことの自覚が

とめどもなく、何度も何度も

沸き上がりました。

 

仏間にかけられている遺影に

手を合わせたあの日のことも思い出しました。

 

父と涙の和解をしてすぐに仏壇に向かったあの日

昨年の9月1日でした。

 

その時に遺影の中の祖母から

「ありがとう、ありがとう、ありがとう・・・」と

何度も何度も感謝の思いが届けられました。

 

その言葉を聞きながら

私はその場に泣き崩れて、

嗚咽しながら自分の存在の重みを感じたのです。

 

私の方が感謝をさせていただきたいのに

それ以上の、感謝の言葉を祖母からいただき

これ以上の幸せはありません。

 

ありがたい

これ以上の幸せはありません。

 

ありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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