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奇跡は愛媛講演会へと続いていきます。
講演会の準備をしている最中、
「今日は母親が来ます。実は・・・」と当日スタッフとして入ってくれていた
金子さんが自分のことを語り始めてくれました。
彼が生後１０ヶ月で、家を出て行ったお母さんが今日の講演会に来ること、
その「お母さんは真我のことも心の事も興味が無いので」ということでした。
初めて聞くその話に驚いたのですが、私の中でスイッチが入った感覚がありました。
不思議とその日は、「命」について思いが湧いてきてまして、
当日会場に入ってから耳にする言葉もまさに「命」に関係することばかりでした。
今日のテーマは「命でいこう」迷うこと無く決めました。
そして金子さん母子に起きたことは、真我はここまで凄いのかと思わされる出来事でした。
【金子さん体験談】
私は2012年12月に真我開発講座（未来内観コース）を初めて受講しました。
深い闇の中から抜け出すことが出来ずに、止まっていた私の人生は180度変化し、
大きく動き始めました。
仕事中（当時建築工事の現場監督をしていました）に建築物の仕上げの大切な段階で、
ずっと我慢していた積もりに積もった思いや人間関係の悩みなどから鬱が再発（20歳頃に発症しました）し、極度の精神状態なのか、死を決意して現場を飛び出しました。
行く当てもなく、県外へ逃れるも、一週間が経たないうちに警察に保護され、実家へ連れ戻されました。
家族や親戚、職場、友人、近隣・・・多くの方に多大な心配をかけました。
迷惑をかける形で会社を辞め、まさに人生のどん底でした。
自分はとんでもないことをしてしまったという自責の念や、
それをどうすることも出来ない、「情けない自分・許せない自分」への絶望感、
これからどうなっていくのだろうという不安や社会に対する恐怖感・・・
様々な思いが交錯する中、心の矢印は完全に自分の内面へ向き、
日々自分を責め続けるという生活が丸二年続きました。
（つづく）
