こんにちは、多澤優です。
「鬼ババァが仏の顔に変わった瞬間を再読してます。」という
ご連絡を頂くことが多くなって参りました。
一回目では気づかなかった新たな発見をして驚いてます・・・という方もいらっしゃって
本当にありがたい限りです。
“鬼ババァ～”の中に、父に謝罪するのが
「今日だ！」とわかった日があったと書いてます。
今日は、そのことについて少し書いてみたいと思います。
あの日、関西に出かけていた私はこちらに帰るために
飛行機に乗っていました。
その飛行機の中で備え付けの音楽を聴いていたとき、
窓の外を見ると真っ青な空と地平線が目の前に広がり
「なんて素晴らしい所に生まれてこれたんだろう」と
胸が熱くなり込み上げる思いが沸き上がりました。
そしてヘッドホンから聞こえて来た音楽
それは天空の城ラピュタの主題歌・・・
「君をのせて」
その中に「父さんが残した熱い思い・・・母さんがくれたあのまなざし～♬」
という歌詞が聞こえた瞬間
「今日だ・・・父が残してくれた熱い思いに、精一杯のご恩返しをする日は、
今日しか無い！今日を逃したら絶対あとは無い・・・・・」
ふいに強い感覚が沸き上がったのです。
空港に着き、その熱い思いのまま、
自宅とは反対方向の実家に車を走らせました。
何の連絡をせず、
父がいるかどうかもわからなかったあの日。。。
私はようやく父への謝罪と
ずっと父が果たしてくれていたことへの
感謝の思いを涙とともに伝える事が出来たのです。
この世に生まれてきた意味
この世に生かされていることの深さを
あの日、私に圧倒的な感謝と感動を与えてくださったのも
また、父でした。
「親子の関係は宇宙が作った人間関係の真実である」
実際に父とひとつになり
ようやく幼い頃からの恨みや憎しみへと終止符が打てたことへの
喜びや感動は人生の中で味わった何物にも代えがたい真実になりました。
そこをずっと応援し続けてくれていたのも
まぎれもなく
父でした。
言葉も無く、
ただただ父の偉大さに
頭を下げるしかありませんでした。
父さん・・・
真実の愛をありがとうございました。
私はあなたの子どもで本当に良かった・・・
今まで気づけずに
本当にごめんなさい。
そして偉大な愛を与えていただき
本当にありがとう。
