ゆでがえる 3


「そのままの恨みの心で、この先も生きていくのか?」

 

 

 

 

そんな事を問い続けられたのが、真我開発講座だった。

 

 

 

 

あまりにもそれが当たり前だったので、それ以外の心があるなど微塵も思っていなかった。

 

 

 

 

「この講座を受けてダメだったら、帰りに死のう・・・死んでお詫びをしよう」

 

 

 

 

私は追い詰められていた。

 

 

 

 

そして、あの瞬間がやってきた!!!!

 

 

 

 

こうして書いていても、真我からの涙が溢れてくる。

 

 

 

 

「ごめんなさい、ごめんなさい・・・・父に、母に、義母に、主人に、子ども達に・・・・」

 

 

 

 

なんていうことを、今までして来てしまったんだろう

 

 

 

 

「取り返しのつかないことをしてしまった・・・」

 

 

 

 

口からそんな言葉が溢れ出た!

 

 

 

 

「これからですよ!これから。大丈夫です!!」

 

 

 

 

私が、許される?

 

 

 

 

私でも、大丈夫?

 

 

 

 

どうやったら、この謝罪の気持ちを伝えられる?

 

 

 

 

自分のこの溢れる涙と言葉を伝えられる?

 

 

 

 

みんな、みんな、愛だったんだ!!

 

 

 

 

全て全て、愛だったんだ!!

 

 

 

 

ありがとう・・・ありがとう・・・・

 

 

 

 

もう、ただただ泣くしかなかった

 

 

 

 

まさに、大きなゆでがまの中の茹でガエルが、

 

 

「あっちっちー」

 

 

とゆでがまの現実に目を覚ました瞬間だったのだ!

 

 

 

 

そして、ずーーーーっと疑問に思っていたことが、その日から、するすると解決していった。

 

 

 

 

(つづく)

 

 

 

 

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