「3H」
そして
「3D」 というのがあります。
3Hは、「否定・批判・非難」です。
人と会話をする時に、特に親が子供に話をする時に3Hを使うと、子どもからは「3D」が返ってくるというものです。
3Dとは、「でも・だって・どうせ」という言葉です。
う~ん、確かに!!
そんなことをお母さんたちと話していると、「あっ!私、必ず毎日3H使ってます!!」と誇らしげ(笑)に教えてくださいます。
「そのあと、子どもが言うんですよね。でも、だって、どうせ・・・って」
でも(あ、でも/笑)、3Dでも、話してくれるうちはまだいいのかもしれません。
そういえば、以前、こんなことがありました。
2人の女の子たちが楽し気に話をしていました。
ところが、そのうちの一人は言葉を出せないお子さんでした。
必然的に、会話は一方通行です。
でも、面白い事が起きたんです。
会話のできる子に、「何を話していたの?」と聞いてみました。
すると、「あの子がはまってることとか、行きたいところ。今度、一緒にどこに行こうか?って話で盛り上がったの!!」と言うではありませんか!!
「盛り上がる?」
一瞬、「????」が頭の中に浮かびました。
そして、「本当にあの子と話していると、楽しんだよね~。大好き!!」と言うのです。
不思議でした。
きっと、その子は、3Hなどという思いすらないのでしょう。
そして、その子と言葉ではなく、なにか言葉を超えた世界で、「心で、エネルギーで会話を楽しんでいるのだ!!」と教えてもらいました。
大好きのエネルギーほど、「相手を安心させ、引き出すものはないのだ!」と教えてもらった出来事です。
佐藤康行